”腸腰筋”
と聞いて、「あ、腸腰筋ね♪」
という反応になる一般の方は99%いないでしょう。
しかし、腸腰筋は脚やせ、骨盤の傾き、脚の歪み(O脚、XO脚)に悩む方は100%機能が低下しています。
逆を言えば腸腰筋が働くことで上記のようなお悩みはほとんど解決してしまうと言ってもいいくらい、それほど注目するべき筋肉です。
個人的な主観もかなり入りますが、、、
腸腰筋は人体の中で最も優先的に鍛える筋肉と言えます。
今回はそんな”腸腰筋”に着目したコラムとなります。
<こんな方にオススメ>
・脚が太くて悩んでいる
・脚の形が真っ直ぐにならない
脚が太くなる筋トレ
結論から言うと、脚が太くて悩んでいる方のほとんどがこの腸腰筋の弱化が起こっています。
腸腰筋が働いていない人の特徴として、、、
・大腿直筋
・大腿筋膜張筋
・縫工筋
これらの脚の前側に付着する筋肉たちが優位に働いてしまっています。
「スクワットしているのに前ももばかりに効いてしまう。。。」
といったお悩みの方もフォーム云々に腸腰筋が働いていない理由から起こる問題というケースもよく見られます。
脚が太くなる原因(O脚と大腿筋膜張筋)
腸腰筋の機能不全によって、大腿筋膜張筋や大腿四頭筋がメインになった股関節の動きになると、
・股関節が過度に内旋したり(O脚)
・過度に外転したり(O脚)
→『骨頭と臼蓋の適合性が悪くなります。』
股関節(骨盤と大腿骨からなる関節)の不安定性があるということは、すなわち脚のトレーニングも安定性に欠けてしまいますね。。。
その結果として…
股関節や膝関節の痛みに繋がったりするので、大腿筋膜張筋や大腿四頭筋を抑制した状態でいかに腸腰筋を機能(働かせる)させることが出来るかが脚痩せのポイントになります。
脚が太くなるの歩き方とは?
歩行において…
腸腰筋が機能不全があった状態で歩行をする際に、代償動作として過活動になりやすい筋肉としては、
「大腿直筋」「腓腹筋」の2つと言われてます。
歩いた後に前ももとふくらはぎばかりがパンパンになってしまうという方は、腸腰筋の機能不全を疑いましょう。
でも安心してください!!
原因が分かれば修正は早いものです。腸腰筋を正しく使える状態にしてあげれば自然とそれらの疲労はとれ、今まで過剰に働いていた大腿直筋と腓腹筋は抑制され、自然と脚が細くなっていくことを実感できます。
ピラティスで効率的に脚やせしよう
腸腰筋が最も作用する条件として、1つの研究をもとに見てみましょ♪
小栢らは、股関節屈曲10~30度では大腿直筋と腸腰筋はほぼ同程度のトルクを発揮するのに対し、屈曲30度以上では腸腰筋の方が大腿直筋より大きいトルクを発揮し、大腿直筋のトルクは小さくなったと報告しています(参考文献①)。
つまり、上記の股関節屈曲角度や肢位を意識しながらエクササイズを組み立てることで、大腿直筋や大腿筋膜張筋などの代償動作として使いやすい筋肉を抑制した状態で効率的に腸腰筋をダイレクトに働かせることが可能ということになります。
具体的にはどのようなエクササイズかと言いますと…
「体育座り」
でオッケーです。
まずは体育座りの状態から、脚を交互に少しずつあげてみましょう!
脚の付け根が燃えてくるはずです、それが腸腰筋です♪
腸腰筋をダイレクトに働かさせることができれば、大腿筋膜張筋や大腿直筋の過緊張の改善や予防になり、
効率的な歩行から二時的に脚の太さの改善に繋がりますよ。
脚の太さにお悩みの方はぜひ当店までお越しください。
ピラティスエクササイズで効率的に女性らしい美脚まで導きます♪
参考文献:
①.小栢 進也 他 : 関節角度の違いによる股関節周囲筋の発揮筋力の変化-数学的モデルを用いた解析- 理学療法学 第38巻第2号 97~104頁 2011年