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COLUMN

コラム

ぽっこりお腹の解消に腹筋運動はいらない!ピラティスで腹横筋をいじめよう

「食事量は変わらないのにお腹だけぽっこりが気になる…。」
「細身なのにお腹だけがぽっこりしている…。」
「ダイエット頑張っているのにお腹だけぽっこりしたまま…。」

 

このようにしつこい”ぽっこりお腹”に悩まされてはいませんか?

 

そして改善しようと一生懸命、辛い腹筋運動の繰り返しで挫折…。

 

実はお腹を凹ます筋肉は”腹筋”ではなく、その不覚にある”腹横筋”だったとしたらどうしますか?

 

今回はそんな腹筋を深彫りしたコラムとなります😊

 

実は腹筋は4種類ある!?

 

腹筋というと6つに割れたシックスパックばかりのイメージが強いですが、

 

実は大きく4つに分かれます。

 

表面から順番に腹直筋→外腹斜筋→内腹斜筋→腹横筋の順番です。

 

腹直筋

一番有名なTHE腹筋、シックスパックの筋肉。

この筋肉の幅は長くて、肋骨〜恥骨までをつなぎます。

腹直筋を鍛えるにはクランチのような運動がおすすめ。

⚠️ただ注意点としてこの腹直筋だけを使いすぎて、バランスが悪く硬くなってしまうと猫背につながるので注意しましょう。

 

内・外腹斜筋

お腹から骨盤にかけて斜めに走行するのが内・外腹斜筋です。

どちらも体を曲げてねじる動きで鍛えることができます。

反り腰の方や肋骨が浮いてしまっている方は特に腹斜筋を鍛えることで体に変化を感じます。

 

腹横筋

4つの筋肉の中でもっとも深層にある筋肉です。

今回のコラムのメインとなる筋肉で、腹筋群の中で最も重要な筋肉がこの腹横筋です。

まるでコルセットのようにお腹周りを横方向に水平に走行する筋肉で、

腹直筋や外腹斜筋のような関節を大きく動かすようなアウターマッスルとは違い、
深いところで緊張しながら伸びたり、縮んだりしながら内臓を守り、

腹横筋が活性化することでお腹がキュッとしまります。

 

腹筋を鍛えてもぽっこりお腹は解消しないという解剖的な現実

 

腹筋を頑張ってもお腹の脂肪が減らないのは当然なのです。

いわゆる「部分痩せ」は科学的に否定されています。1)

 

27日間の腹筋運動プログラム
週5回
腹筋運動の総数は5004回

結果
ウエストサイズ、お腹周りの脂肪は変化なし

 

 

純粋に脂肪により、お腹がぽっこりしているケースはしっかり食事も暴飲暴食になっていないか?

外食の頻度やアルコールなど、振り返ってみましょ😊

 

 

ぽっこりお腹解消には腹横筋が大切!

「いやいや、私は痩せているけどお腹だけぽっこりなのよ!」

という方へ、わかっておりますとも。     

そういう方は『腹横筋』を鍛えることに着目しましょ♪

 

なぜ一番奥になる腹横筋が働くとぽっこりお腹に効くのでしょうか?

これは筋肉の走行によるもの影響しています。

前述の通り、横方向にコルセットのように水平に走行する腹横筋が閉まることでお腹が1枚薄くなります。

 

加えて深層にあることで内臓のポジションにも大きな影響を与えます。

 

腹横筋が働くことで内臓が本来の位置に戻ります。

つまり痩せているのにぽっこりお腹がお悩みの方は、、、

この腹横筋が働いていないために、内臓が下に下がってぽっこりしたように見えてしまっていたのです❗️

加えて腹横筋の収縮遅延があることで腰痛との関連性も示唆されています2)

体の要となるコアの深い筋肉ですので、見た目だけじゃなく、あらゆるところで貢献している筋肉なのが腹横筋です。

 

腹横筋のトレーニングはドローインってほんと?

Draw-in(ドローイン)といえば、下腹部を凹ませて腹横筋を選択的に収縮させるエクササイズ
一度は見たり、聞いたり、試したことがあるのではないでしょうか?

 

ドローインを行うことで選択的に腹横筋の収縮することは認められていますが、

それだけでは腹横筋の使い方自体は変わりません。

大切なのは『腹横筋が無意識に働く環境を作ってあげること!』

それがピラティスのニュートラルポジションがすこぶる有用となります☺️

 

ぜひピラティスのニュートラルポジションを維持した状態でエクササイズしてみてください♪

 

腹筋運動とは違った収縮感を得られ、ぽっこりお腹解消に確実にいい効果を生んでくれます👌

 

ではでは〜

 

<参考文献>

1)Matthew A Kostek 1 , Linda S Pescatello, Richard L Seip, Theodore J Angelopoulos, Priscilla M Clarkson,Paul M Gordon, Niall M Moyna, Paul S Visich, Robert F Zoeller, Paul D Thompson, Eric P Hoffman, Thomas B Price Subcutaneous fat alterations resulting from an upper-body resistance training program Sports Exerc 2007 Jul;39(7)

2)Inefficient muscular stabilization of the lumbar spine associated with low back pain. A motor control evaluation of transversus abdominis. – PubMed – NCBIPubMed comprises more than 30 million citations for biomedicawww.ncbi.nlm.nih.gov