今回は女性が気になる二の腕についてのコラムとなります。
二の腕とは筋肉でいうところの上腕三頭筋にあたります。
この上腕三頭筋のエクササイズをYouTubeやSNSで一度は見かけたり、試された方はいらっしゃるんではないでしょうか?
ですが筋肉の特徴を把握すると鍛えた部分の脂肪が減るということは難しいことが分かります。
・使えば肥大する
→鍛えれば太くなる
・使わなくなれば萎縮する
→活動量が減れば小さくなる
前提として筋肉は使えば使うほど肥大することしかできません。
そして多くの方は筋トレをすれば筋トレをした部位の脂肪が燃焼というイメージでいるかもしれませんが、
それが間違っているということは科学的に証明されている事です。
部分痩せはできる?できない?
科学的に部分痩せするということは不可能という事実があります。
・104人を対象
・片方の腕だけを集中的にトレーニング
・皮下脂肪をチェック
・結果、左右差はなかった。
・27日間の腹筋運動プログラム
・週5回
・腹筋運動の総数は5004回<結果>
・ウエストサイズ、お腹周りの脂肪に変化なし
激しい運動を特定の部位に集中して行っても部分的に脂肪が燃焼することはなく、優位な差は見られずに全体的に脂肪が落ちていくこと。
このような研究論文はたくさんあり、共通していることは部分痩せは不可能という真実です。
つまり…
・ウエストをひねればウエストが引き締まる
・腹筋運動をすればお腹の脂肪が減る
・二の腕を鍛えれば二の腕の脂肪が減る
これらは誇大広告であることが分かります…。
二の腕のたるみは姿勢不良が原因!?
では二の腕が太くたるんでしまうのは何が原因でしょうか?
答えは不良姿勢による関節のポジションの問題。
いわゆる猫背姿勢でいることが常態化していることで…
肩甲骨は外転し、上腕骨頭は前方へスライド(巻き肩)します。
すると腕を後ろに引く筋肉や肩甲帯に付着する筋肉が機能的に動かせなくなるため弱化し硬くなり、結果として二の腕に脂肪が蓄積しやすい環境となります。
姿勢が悪い状態のままいくら二の腕の筋トレをしたところで、根本的な改善にはつながりません。
姿勢不良に影響している関節のアライメントを優先的に修正することが二の腕痩せに繋がります。
二の腕がたるむ原因
では実際に二の腕がたるむ原因となる関節を見ていきましょう
・胸郭
・肩甲骨
・上腕骨頭
つまり、二の腕を効率的に引き締めるにはこれらの関節の歪みを修正してあげることがポイントとなります。
胸郭を整えるアプローチ
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肩甲骨を整えるアプローチ
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肩甲上腕関節が安定するアプローチ
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二の腕が引き締まる
関節の歪みを整えるエクササイズで体が機能的に動くことで体は効率的に引き締まります。