「私ってどんな姿勢なんだろう?」
「猫背と言われるけど、ホントかな?」
「人によって言われることが違うから困る」
姿勢を客観的に評価することって結構難しいですよね?
自覚していなくても実は不良姿勢ということもありますよん。
今回は姿勢の簡単なセルフチェックをメインにしたコラムです💁🏼
常に正しい姿勢を維持していることが”美しい見た目”ですが、、、
姿勢は日常生活の環境が大きく影響します。
- 机に向かっての仕事、勉強
- 中腰や背中を丸めたりといった労働
- 長時間の運転、ソファに寝ころんでテレビ
などは一般的にいう、丸まった悪い姿勢です。
ただ近年の論文では姿勢と痛みの相関性はないとされています。1)
これは僕も現場レベルで大きく感じていることで姿勢不良だからといって体の不調につながることがイコールではありません。
それ以上に悪いことが、
『姿勢不調に運動不足』
これによって間違った体の使い方を学習してしまうこと!
特に”痛み”が出始めたら要注意です。
こうした状態は「姿勢性症候群(postural syndrome)」と呼ばれます。
不良姿勢が続くことで、
- 筋肉
- 靭帯
- 関節
が変形し、元に戻らなくなります。
なるべく若いうちから定期的な運動を習慣化し、正しい体の使い方を学習し、予防していくことが大切です😊
姿勢を悪くする原因はたくさんある
生活習慣だけだはなく、姿勢を悪くしてしまう原因はたくさんあります。
- 肥満
- 妊娠
- 加齢
- 痛み
- サイズが合っていない靴
- ファッション重視の靴(高いハイヒールなど)
これら関節にストレスをかけますので、不良姿勢に繋がります。
そして見過ごされがちなのが、
”心理的ストレス”
が原因の不良姿勢です。
落ち込んだり、自信をなくしたりと心理的な要因で不良姿勢になってしまうのです。
逆も然り、普段から自信がある、落ち込むことがないといったポジティブな性格の人は姿勢が良くなります😊
姿勢パターンの分類
こちらは書籍や文献で広く使われているケンダルによる姿勢分類です。
一番左のAが健常な姿勢。
そこから
B;カイホシスロードシス姿勢
腰(腰椎)の前カーブ(反り腰)と背中(胸椎)の後ろカーブ(猫背)が大きいのが特徴。
骨盤は目に傾き、背中〜肩が丸まり、頭が前に突き出た姿勢です。
C:フラットバック姿勢
背中(脊柱)に自然なカーブがなく、まっすぐなのが特徴。
頭が前に出て、顎が上がった格好を取りやすくなります。
D:スウェイバック姿勢
骨盤が前側に移動し、背中(胸椎)でバランスを取ろうとして、
猫背になり、頭が前に突き出た姿勢になってしまうのが特徴。
※現代人のほとんどがこのスウェイバック姿勢です。
姿勢をセルフチェックしてみよう
引用:基礎運動学
ではここで実際に姿勢をセルフチェックしていきましょう♪
やり方はすごくシンプルです。
前からのチェック
鏡の前で、脚を肩幅にとります、その時つま先はまっすぐ前を向くようにします。
- 肩の高さが大きく左右差はないか
- 首や頭がどちらかに傾いていないか
- 胸や肋骨が大きく張り出していないか
- 腰(骨盤)の高さは揃っているか
- 腕と体の距離は均等か
- 膝のお皿は前を向いているか
※利き手側の肩が僅かに下がっているのが正常ですので、
左右差は気にしないようにしましょう。
横からのチェック
- 頭は体の真上に乗っているか
- 肩が前に移動していないか
- 背中(胸椎)は後ろ向きにカーブ(後弯)していないか
- 腰(腰椎)は前向きにカーズ(前弯)しすぎていないか
- 肋骨が浮いていないか
- 骨盤が上半身よりも前に移動していないか
- お尻が下がっていないか
- 膝が曲がったり、沿ったりしていないか
あなたの姿勢はいかがでしたか?
チェックするポイントがたくさんあって難しいという方は下記画像を参考にしてください。
専門家がチェックするときはこのようなポイントをチェックしていますよ💁🏼
間違えた姿勢プログラムは早いうちに修正しよう
体は間違った姿勢や動作は運動プログラムとして蓄積されます。
悪い姿勢や間違った動作がクセとして現れるのは、誤った(理想から外れた)プログラムが脳に定着しているからです。
私たちの姿勢や動作は、脳に記憶されたプログラムの中から最適なものを選んで、実行されます。
姿勢を改善するには、正しい姿勢や動作を古いプログラムの上に新たに上書きすることです。
年齢が若いほど、プログラムの書き換え速度は速いとされています。
適切な運動で姿勢を根本から改善していきましょう☺️
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